ドライフルーツの魅力

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みなさんはドライフルーツを食べますか?近年ドライフルーツは世界的に注目されており、ドライフルーツの世界市場は2021-2027年には4.0%以上の健全な成長率で成長すると予測されています。その人気によるものか、今では様々な種類のドライフルーツが販売されています。今回はそんなドライフルーツの魅力に迫っていきます。

日本人は果物の摂取量が足りていない?

日本といえば、数多くの果物を作っているイメージがありますが、果物摂取量は実は先進国の中で最低水準。アジア平均も大きく下回っています。厚生労働省の「国民健康・栄養調査(2018年)」によると、日本人の1日あたりの果実摂取量は平均96.7gです。これは厚生労働省が推奨する「果物を1日200g食べること」という目標を大きく下回っており、1975年の193.5gからも大幅に減少しています。
理由は様々で「一人暮らしをし始め、消費しきれない」「日持ちしない」「皮をむくのが面倒」などがあげられています。
そこで、今回はそんな声を一掃するお手軽に楽しめるドライフルーツをご紹介します!

ドライフルーツのメリット

①高い栄養価

ドライフルーツにすることで増えるのが食物繊維。食物繊維には腸の働きを整え、コレストロールを流す働きがあるのですが、ドライフルーツは特に水溶性の食物繊維を摂取できると言われているため便を柔らかくする効果もあり便秘対策にはうってつけ。また、栄養素が多い皮ごと食べられるため、生の果物よりビタミンAや鉄分、その他ミネラルを効率よく摂取することができるため、美肌や貧血対策、疲労回復が期待できます。

②保存ができ、手軽に摂取できる

ドライフルーツの賞味期限は、常温・未開封を前提として、バナナチップやドライマンゴーなど、水分量の少ないものは半年、プルーンやレーズンなど比較的水分の多いものは3ヶ月を賞味期限とすることが多いようです。生の果物と比べるとかなり日持ちがしますよね。またお菓子感覚で食べることが可能なので、気軽に好きな量だけ食べられるのもドライフルーツのメリットです。

③満足感

ドライフルーツでは食べる際、しっかり噛むことから少ない量でも満足感に繋がりやすいので間食にもオススメ。ダイエット中にも心強い味方になってくれます。

ドライフルーツの製法

ドライフルーツは最近の技術かと思いきや、歴史は古く紀元前から人々に利用されてきました。冷蔵技術や輸送技術が発達していなかった時代は、食べ物の確保が難しく、保存性の高いドライフルーツは貴重な存在でした。そんなドライフルーツですが技術が発展した現代では多くの製法が存在します。

①天日干し

海外では湿度が低く、特に温かい国では天日干しの方法でドライフルーツをつくっているところが多く見られます。干し柿や梅干しは昔から日本で作られている天日干しの代表食材ですが、糖度の高いフルーツをカットして外に置いておくと虫が寄ってきやすいというデメリットもあります。

②機械乾燥

トレーに果物を並べて電気やガスで温風を送り込み乾燥させる方法です。大量に一定の条件で乾燥できるため品質のバランスがとりやすく、衛生的な面でも安心できる点が機械乾燥のメリット。さまざまある機械乾燥の手法の中でも、温風乾燥高温では一気に乾燥するため、ドライフルーツの旨味の成分である酵素を壊さずに保つことができます。

③浸透法

砂糖をフルーツに染み込ませ、その浸透圧を利用してフルーツの水分を抜き、最後に砂糖のベタベタを無くすために機械で乾燥させて仕上げる方法が、浸透法です。外国産のドライフルーツなどにはこの方法がよくみられます。保存性が高いことや、色落ちが少ないため鮮やかさが残ることが、大きなメリットです。デメリットは、フルーツにも果糖があるためにたくさん食べてしまうと砂糖が加えてある分、糖分過多になる可能性があることです。

④フリーズドライ

フリーズドライとは、食品や原材料をマイナス30℃で急速冷凍させ、一気に圧力を下げて真空状態にし、水分を昇華(乾燥)させる特殊な方法です。無添加の加工で、かつ、原材料の色に近い状態のままドライにできるところがメリットです。水分が多すぎて天日干しや温風乾燥などでは難しいとされるスイカなどをドライフルーツにすることができる点が、魅力のひとつ。水分がかなり少ないため、スナック菓子のように軽い仕上がりになります。ただし持ち運びなどで鞄の中に入れる際は、軽いがゆえに割れやすいため注意が必要です。

まとめ

今回はドライフルーツの魅力についてお話しさせて頂きました。買ってよし作ってよしのドライフルーツ。ご自宅でも天日干しや乾燥機を使えば気軽にドライフルーツは作ることができます。e-minoriを使用している農家さんの中でもドライイチゴを販売している方もいます。食べすぎには注意ですが、是非、皆さんもお楽しみください。
ディーピーティーでは、農家さんの抱える課題を解決するために環境制御システム「e-minori」の販売を行っています。詳しくはHPもございますので是非お問い合わせください!

【e-minoriホームページ】
http://www.e-minori.info/

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