リファラル採用とは?リファラル採用の目的とポイント

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リファラル採用とは

リファラル採用とは、自社の社員の紹介で新たな人材を採用する手法です。
社員の友人や知人などを採用するため、企業と応募者の間でのミスマッチが起こりにくくなるのが、特徴です。欧米では重要な役割を果たす採用手法となっており、日本でも広まりつつあります。

リファラル採用を今なぜやるのか(背景)

リファラル採用が導入されるようになった背景は、主に2つあります。
1つ目は、少子高齢化の影響などで売り手市場になり、企業にとって人材採用が難しくなっている点です。求人を出しても応募者が現れないなど、企業が人手不足であっても採用がうまくいかない状況が続いています。

2つ目は、実際に採用されて入社しても企業側の期待と合わず、離職してしまう社員が多くなっている点です。応募者の適性と企業の求める人材像が合わず、結果として採用された側と企業側とのミスマッチが起きてしまいます。

こうした背景で、企業は既存社員の紹介による新たな人材採用、リファラル採用を導入されるようになりました。

メリットは

マッチングの精度向上

応募者の人柄をよく知る自社の社員からの紹介・推薦によって選考進めるため、適性やスキルを把握しやすいです。書類だけでは見えてこない人柄も紹介者から伝えられるため、ミスマッチを防ぎ、即戦力を採用できる可能性が高くなります。応募する側も、紹介先で実際に働いている知人から、良い面も悪い面も含めてリアルな情報が得られるため、入社後に「イメージと違った」という事態を防ぐことができます。

転職潜在層を採用できる

求人サイト掲載や転職イベントに出展する際の候補者ターゲットは、今まさに転職を考えている人(=転職顕在層)に限られます。ですが、転職支援サービスを利用していない、転職市場に出ていない人材(=転職潜在層)を採用できます。「なんとなく転職したい」と思っている人への動機づけを自社の社員が担ってくれるため、効率的に人材へのアプローチが可能です。

専門性を持った即戦力の採用

リファラル採用では、「類は友を呼ぶ」ではありませんが、社員と同じような志向や価値観、能力を持つ人材を集められる可能性があります。「前職で同じ部署におりエース社員だった」「周囲からも信頼されていた」など、高い専門性や同じ価値観を持つ人材を獲得しやすくなります。未経験の人材に比べて、採用選考や入社後の育成にかける労力を削減でき、即戦力として活躍してもらえる可能性も高いといえます。

リファラル採用を成功させるポイント

ほかの採用方法と並行して導入する

リファラル採用で採用活動をおこなうと、自社の社員と価値観や志向が近い人材が集まりやすくなり、人材の多様化を妨げる可能性があります。企業は価値観の異なる多様な人材を受け入れることで、様々な意見やアイデアが生まれ、相乗効果がもたらされるものです。リファラル採用が人材の多様化の妨げにならないよう、適度に利用するようにしましょう。

自社と社員のエンゲージメント向上が必要

自社の社員に人材を紹介してもらうためには、自社で働く社員が周りに紹介したくなるような職場環境が必須です。外部だけではなく、まずは社内のエンゲージメントを高めることから意識する必要があります。

社員へ制度の周知をする必要がある

自社の社員がリクルーターとして活動します。社員に仕組みを説明し、採用活動への協力を求めます。制度化するためには、社内で説明会を実施するなどして、リファラル採用導入の目的や意義を丁寧に説明し、周知する必要があります。ただ、既存社員にとって負担を感じない新たな仕組みづくりが大切です。

長期的な取り組みが必要

リファラル採用を通じて良い人材と出会うことができても、採用までに時間がかかることも珍しくありません。なぜなら、相手はいま転職を検討している「転職顕在層」とは限らないためです。相手が自社に転職を検討してもらえるように良い条件を提示したり、相手の仕事の状況を聞きながらタイミングを計ったりします。なかには1年以上かかるケースも見られますので、短期的な採用活動としてはマッチしないことも念頭に置き、長期的な目線を持つのもポイントです。

まとめ

リファラル採用
リファラル採用は、今後も採用活動が厳しいことが見込まれている状況でも、ミスマッチを防ぎながら手間やコストを削減できる採用方法です。そのため、導入には時間が必要ですが、人材が定着するために適した仕組みのひとつです。
リファラル採用の導入を検討する際は、ひとりでも良い人材の確保につなげられるよう、根気強く告知を続け、社内でのエンゲージメントを高めるといったことから始めるのが重要になります。

また、リファラル採用は企業側だけでなく、紹介する・紹介される側もメリットが沢山あります!

企業としてはその辺りもアピールしてみてはいかがでしょうか。

DPTでもリファラル採用、紹介での採用を積極的におこなっています!

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